怒りは肝を破る

2024年4月分

弟子

桜の時期になりましたが春は肝の季節です。肝臓を中心としたエネルギー、肝の経絡とはどのようなものですか?

先生

怒りは肝を破ると言い、イライラしたり青筋を立てて怒ることが多いと肝にダメージが行く。(笑)肝の支配するものは眼や爪、皮脂、筋、血管などがある。例えば目が疲れる。ドライアイ、涙目、白目の部分が青みを帯びる。爪が割れたり変形変色、ボロボロに。皮脂が多すぎ、少なすぎで脂性、乾燥肌。頭に皮脂が出過ぎると○○に。目の下がピクピク、足がつる。静脈瘤ができ顔色や肌色が青みがかる。赤ちゃんのように無意識に、にぎにぎ。精神異常が出やすい。

弟子

青白い肌色は肝の問題なのですね。先生もそれにあてはまります。手をにぎにぎしてあるし。(笑)表には出さないですが怒りっぽいし。ただし先生が怒るとエネルギーが強力になり、患者さんは良く治り、千客万来になります。(笑)

先生

患者さんで私を怒らせる人が来ると、いいことが起きるので良しとしよう。(笑)私は肝のタイプなので、怒らせる人はポパイのほうれん草のようにドーピング、起爆剤になる。(笑)話は変わり、私の若い時の自慢話になるが、35歳体重が59キロの時トレーニングジムの体力測定で、本気を出したら握力は右67キロ左65キロ、背筋力は200キロ。日体大出身のトレーナーの目ん玉飛び出し!「田中さんはボクシングの世界チャンピオンになれます」とさ。(笑)

弟子

先生も昔はスマートだったのですね。(笑)肝のタイプなので筋肉が強く発達しやすいのでしょう。さて先生の治療は筋肉テストを診断に使います。筋肉の状態、骨格すなわち姿勢を観察し調整する治療です。それで整形的疾患はもちろん、内科的疾患の治療も出来てしまうという画期的なものです。似た治療がないので皆様は理解が難しいでしょう。

先生

私の診断法では身体の動きを分析する。何番の骨がずれているとかではなく、動き、可動範囲の状態をみる。その範囲が狭い人は不健康なのだ。病院の精密検査で異常がなくても、私の動きの検査、動診では不合格の時がある。動診が正常範囲になった時、痛みも消え、内臓病も治り始める。当然その時免疫力が正常に働きだし、癌の進行が止まる。

弟子

まさに万病を治せる妙療法ですね。例えばうつ病の方が先生の治療で治られたのも筋肉の異常を調整したからでしょう。そういう方はまず身体はがちがちですね。筋肉を調整して自由に動けるようにしてあげると途端に元気が出ます。

先生

そうだ。身体の硬さ柔らかさで精神状態は決まる。うつにはヨーガがお勧めだ。甘いものの食べ過ぎもうつの原因だ。甘いもの、果物、いも類の食べ過ぎは副鼻腔炎、喘息、婦人病の原因となる。冷え性、脚がむくむ太いもそれだ。

弟子

顔が大きいのもそれでしょう。酒飲みはそうなります。むくむからでしょうか。女性には気になるポイントです。

先生

そうそう。身体は食べ物飲み物で作られる。それを気にかけないと健康にも美しくもなれない。また最近気になるのはヒートテックを着ている人だ。それでは治療が難しい。私の治療は一面、生体磁場の調整だがヒートテックやホッカイロがあると邪魔だ。効果が薄くなる。それと最近の湿布はインドメタシンのような痛み止めが入っている。もちろん飲むあるいは注射の痛み止めも邪魔だ。なかなか治り難い腰痛でもそういうものを止めて治療するとすぐ治る。

弟子

それは実際治療をしていてすぐ分かります。整形外科や整骨院で電気治療やけん引をしている方も先生の治療は効き難いのです。言い方は悪いですがそういう治療は症状を悪化させます。治しているか壊しているか分かりません。

先生

あまり本当のことを言うと、整形や整骨院に怒られるぞ。知らんけど。(笑)私の治療ではその場で効果が出るので、良くない治療、効かない治療はすぐ分かり、切り替える。みんなに同じ治療をしては駄目だ。考えながら治療は進めよう。そうやって37年治療を続けてきた。患者さんをモデルとして色々な治療を考え出して治してきた。

弟子

先生が治療が忙しいことを嫌われる理由が良く分かります。考えながら試行錯誤しながら治療を進めて、その症状に対する治療法をいくつも考え出しました。そうして首や腰の椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の治療法を何パターンも作り出しました。本に書いてあるもの、学校で習うものではたまにしか治りません。もし治せる先生なら学校で教えていないでしょう。(笑)小児喘息も、老人のも含めて治療は簡単です。食生活の改善と身体の調整が必要です。

先生

世の中は本当に面白く楽しい。私が治せる症状や病気が治り難い、難病になっている。といって悩めるその人たちに私が声をかけるのはおかしい。私を探して来ればよい。そのためにこのヒーリングスペースニュースはある。

弟子

以前の先生はたくさん治療して有名になろうと思われていましたが、開業10年目でそれを達成してからはもう満足され、あまり忙しいと治療の研究が出きないことに気が付かれました。それからは一人一人大事に治療をしてあります。

先生

そうじゃないと死ぬまで年中無休でやるとは言えない。(笑)のんびりと研究活動だから続けられるし、面白く楽しい。そうしてだんだんと人体のことも分かってきた。また釈迦が説かれた言葉の意味も理解できた。

弟子

先生は治療師からだんだんと哲学者になりました。(笑)症状、病気を治すより、さらにどう生きるか、どう死ぬかに興味が移って来ました。人は人、自分なりに働いて生きていけば良い。その中で楽しみを見つけるべきだと。

先生

これから政府は70歳まで働かせる方針だ。皆さんもそれに対処して70歳でも元気に働けるような身体を作っていかねばならない。まああまり心配しないで私の治療、指導を受けていけば90歳でも働けるだろう。(笑)

弟子

はは~、気が遠くなるような話ですが、私も90歳でも働けるような健康を維持して行きたいと思います。(笑)