脳神経情報へのアプローチ

2023年9月分

弟子

私が知っているだけでも、風邪に始まり、はしか、おたふくかぜ、水疱瘡、帯状疱疹、C型肝炎、インフルエンザ、新型コロナなどウイルス感染症が昔から多いのですが?

先生

細菌、病原菌は350年前に顕微鏡ができて発見された。ただ治療はというと、アレクサンダー・フレミングが抗生物質ペニシリンを作ったのは1940年で、やっと細菌に対し有効な薬ができた。一方ウイルスを人間が発見してからようやく100年を迎えるようだが、ウイルスの発見は光学顕微鏡では見えないので、電子顕微鏡ができてからの話。ただウイルスに効く薬は原則的にない。

弟子

そうしてみると細菌感染症、ひどい炎症に対する治療は80年前からです。それ以前はできものがひどく化膿した、傷がひどく化膿した場合死ぬことが多かったようです。その後アルバート・シャッツによりストレプトマイシンもできてペニシリンが効かない結核菌にも対抗出来るようになり、凄い医学の進歩と思われましたが、抗生物質に対する耐性菌の問題が起きてしまいます。また1960年位からそれまではなかったアレルギー性疾患が出現しました。アトピー、小児喘息、花粉症、その他の自己免疫疾患です。

先生

そうだな。日本では花粉なら昔からいっぱいあったのに花粉症などなかった。それが今や国民の半分以上が花粉症だ。このことに疑問を持たない人は勉強はできても考える力がない。これを花粉が増えたからとか、医者はあほなことしか言わない。これは医原病なのだ。大きな原因として抗生剤の多用がある。特に安易に抗生剤を出す小児科、内科、耳鼻科の責任だ。アトピーも1960年以前はなかった。花粉症もアトピーも抗生剤で腸内細菌がやられた結果だ。免疫力低下、腸内細菌が一生まともには育たない。

弟子

腸内細菌が免疫力の重要な要素ですね。先生は最近、腸内細菌を腎のグループに入れられました。先生の標準治療で以前から花粉症に効果があることが分かっていました。患者さんが花粉症のことを話してないのに「今年は出ませんでしたと」。アトピーも同じ様に普通の治療で効果が出ます。現代の女性に多発している子宮内膜症も先生の普通の治療ですぐ改善し救急車を呼ぶことはなくなります。難病である自己免疫疾患の潰瘍性大腸炎は初回から著効があります。これは先生の標準治療が腎の治療で腸内細菌に効くことが分かります。先生は子宮や大腸を内視鏡で見なくても治してしまいます。病名を知る必要もないです。

先生

まあ腎が生命力の根源だから私の腎の治療で治らないときは諦めて他に行かれた方が良かろう。例えば10年以上、帯状疱疹の後遺症の三叉神経痛で苦しんでおられた人を根気よく治療したら随分軽くなった。この人は一生再発はしなかった。また私も初めて見た舌咽神経痛の人も10回くらいで治った。後で知ったが舌咽神経痛は鍼灸師が手を出せるようなものではないと針灸専門誌に書いてありびっくり。当時治せる日本人医師は一人だけで、その人はアメリカにいると。私は医学的なものに興味がなく、三叉神経痛や舌咽神経痛のことも興味はない。その医師は神経を上手に切断するハード面の治療。私は神経はほっといて、脳神経情報に信号を送る情報ソフト面の治療。どちらが優れているかは貴方たちが考えればよい。さて舌咽神経痛の人は、話しても食べたり飲んだりしても、ギザギザに割れたガラスで切り裂かれるように痛いと言っていたが。このおばさんは感じが良くなくて治してあげなければ良かったと思ったほど。数年後、救急車で入院し腎臓の病気と噂で聞いたので、さもありなんと思った。喉は腎が司る。これと同じように一生治らぬ症状病気なのに「何回で治りますか?」とあほな質問をするやつを治す気は起きない。私は医師ではなく観音堂だから私の心がすべてを支配する。治るか治らないかは私と相手の心次第。もちろん私の治療は宗教、神頼みではない。医学、東洋医学とも違うが、私が試行錯誤、実験を繰り返し帰納法により創り出した独自の医学システムだ。理論で構成された医学で現代医学とライバル関係にある。医師が治せないものを治し、患者さんには私が治療したことは言わずに医師に見てもらい、医師がどうして治ったか頭をひねるのを楽しみにしている。私のことを話すと大半の医師は焼き餅を焼き、口が曲がる様なことを言う。

弟子

ただ先生の理論は超難解で、理解が出来るようになるまで時間がかかります。医学部の学生がやるような記憶主体の勉強とは違い、最低限のABCを暗記したらあとは考える、判断する練習になります。そのシステムはコンピューターの2進法と同じです。今流行りのチャットAIのようなもので、日々情報量が増大しています。

先生

面白い話をしよう。現代医学では治療には薬が不可欠だ。東洋医学も鍼、灸、漢方が必要だ。私の治療は内科的なものには温灸を使う。それで病院の何万の薬、漢方薬に勝てる。もぐさだけの効果で身体が治る薬を出してくれる。ここで、もぐさが効くのではなく、もぐさを使う頭が効かせるのだ。ただそれは内科的なものにはいいが、整形外科的なものには速効性は弱い。ぎっくり腰や頚椎ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症、変形性膝関節症などを温灸や指圧ですぐ治すのは難しい。前回に話したレーザーより効く私の指先があれば怖ろしい速効性がある。治った人は私を神と思う。

弟子

私も腰椎椎間板ヘルニアを瞬間に治してもらったときはそう思いました。病院で治らないものを治してもらい、先生を神様のように思っている方は多いです。先生は言われます。「私は神様ではない。医師より考える力があるのです」と。