私の中の観音様

2021年10月分

弟子

コロナ感染症の勢いもピークを過ぎて来ました。さて今回はコロナと違う話をお聞きしたいと思います。先生が毎日年中無休で働いてあるのはなぜでしょうか?皆様も口では大変ですねと言いながら、内心ではあきれています。(笑)

先生

「働かざる者食うべからず」「貧乏暇なし」だ。(笑)何はともあれ、「私の中の観音様」との約束で、念力を使える能力を頂いた代わりに私は一生、死ぬまで人助けをしなくてはならない運命だ。

弟子

普通は70歳を過ぎれば、とうに定年ですし、隠居生活ですね。(笑)先生の場合は若い時は日曜祭日は休んでありましたね。子育てが落ち着いてからは、年中無休で仕事をされています。これはどういう心境の変化でしょうか?

先生

現実的には、する事が無くなって暇を持て余したからだ。(笑)私は特に趣味というものがない。将棋や囲碁も嫌い。ゴルフにも興味がない。庭いじりや盆栽作りもしない。(笑)魚釣りもしない。野球観戦やコンサートも行かない。旅行やドライブも行かない。パチンコ、麻雀、ギャンブルもしない。酒もタバコも飲まない。無駄な人付き合いもしない。TVや新聞、週刊誌、本も見ない。インターネットでニュース、記事を見て世界情勢を知る。(笑)

弟子

それじゃ仕事以外は何もすることがないですね。(笑)休みにごろごろしときたいとか、どこかへ出かけたいとかないのですか?

先生

全くない。(笑)毎朝5時に起きて、夜は10時に寝る。これを規則正しく、死ぬまで続けて行く。仕事は9時から17時までだ。

弟子

まるで哲学者カントみたいですね。(笑)先生が「出家した」と言われる意味が分かりました。そこいらのお坊さんより、もっと凄い聖職者です。先生は「私は宗教が嫌いなので、自分は宗教家ではない」と常々言われていますが、弟子の私から見れば十分本物の宗教家です。死者の霊、死後の世界を否定する釈迦と同じ考えなので、現在の他の宗教とは立場が違いますが。(笑)

先生

他の宗教がおとぎ話で成り立っているので、その仲間に入りたくない。(笑)巷の超能力者もあまりに馬鹿馬鹿しいので、その仲間に入りたくない。(笑)だから私は宗教家でも超能力者でもない。毎日治療をして、呑気に暮らしているスーパー爺さんだ。(笑)

弟子

本当に先生は治療以外はすることがないのですね。(笑)毎日治療をしていないと退屈で死んでしまうでしょう。(笑)さて先生の能力は念力につきますが、これは一般の方達には到底理解が出来ないようです。

先生

弘法大使は念力の行者であったが、私の念力とは全く違う。私は真言密教の様に法印を切り、呪文を唱えない。ただ静かに想うだけ。現実の世界とダブって、もう一つ想いの世界が存在する。皆さんが思い描く、夢の中の様な、空想のイメージの世界だ。そのもう一つの世界を使うのが念力だ。そこで念力を使って相手を変化させた時、同時に現実界でも変化が起きる。

弟子

私たちも空想したり、こうなれと祈願したり普通にしますが、その願いが実現することは殆どないのです。でも先生の場合はイメージされたら実現の可能性が高いです。特に治療の分野では見ていて面白いほど相手が変化します。治療の分野以外でも色々なお願い事を受けてありますが、感謝されることが多いです。この分野は「私の中の観音様」のお仕事です。

先生

ここでもう一度、皆さんが分かりにくいと言われる、念力の説明をしてみようか。(笑)私も段々分かって来たのだが。脳には右脳と左脳があり、左脳が言語脳で理性的な方だ。右脳は直観的な方。私の場合は念力は右脳が働いているようだ。普通は想うことで相手を変化させることは出来ない。出来るとしたら催眠術か詐欺だ。(笑)さて念力で物を動かしたりする映像があるが、私の念力では物は動かない。相手の脳に念を送ると相手が自分で変化する。すなわち情報を送ることで相手の脳神経情報が変わり、自分自身で変化するのだ。これは治療の時にやってみせると納得される人がちらほら出る。(笑)

弟子

その見えない念力を私を含め少数の方は感知出来ますが一般の方は無理です。先生が説明をされ、実演をされて、やっと少し分かるくらいです。それでは先程から何回も出てきた「私の中の観音様」のことを話してください。

先生

私は直接治療や遠隔治療は「私の中の観音様」と対話しながら進める。直接治療を受けた人は私が最初に脚振り診断をすることを知っている。その時「私の中の観音様」と話し合いながら診断し、治療法を決める。観音様とは私がつけた名前で、実際は右脳にいるもう一人の私、潜在意識だ。左脳は表面意識であり右脳は潜在意識。潜在意識は何万年もの経験情報を持っている。念力はこの世での主役である表面意識の私と、右側で私を支えてくれる潜在意識の「私の中の観音様」との共同作業で成り立っている。

弟子

これでやっと皆様も、先生が観音堂と名乗られる意味が分かりましたね。(笑)そして以前看板を見た方が「観音様を拝ませて下さい」と来られた時、先生が困った顔をされたのを思い出しました。(笑)

先生

もともと観音様は人が想像した架空の菩薩である。そして皆さんは重大な誤解をしているが、如来と菩薩はあの世におられることもなく、仏像の中にもなく、悟りを得た生きた人のことだ。だから皆さんが仏像や掛け軸の観音様や仏様をいくら拝んでも、残念ながら何のご利益もございません。(笑)

弟子

でも皆様がっかりなさらないでください。先生を信じて観音堂に来られたり、遠隔でお願い事をされる方達には十分なご利益があります。(笑)でもせっかく先生との縁があっても、先生に対して失礼な態度の方には何のプレゼントもありません。(笑)

先生

その通り。せっかくその人に奇跡的治癒をプレゼントしても、その後態度が悪く、また私との縁がなくなればプレゼントは消えてしまう。でもそれは、その人本来の道に戻ってしまっただけで、私が罰を与えたわけではない。先祖からの遺伝情報でその人の身体的な運命、精神的な運命も決まってくる。私の役目はその運命の軌道修正をしてあげることだ。