永遠のテーマ

2017年11月分

弟子

先生がいつも言われている言葉があります。「この人は私が治してなければ一生悪い状態で流れて行き、将来はさらに進行して行く」と。皆様はそこまでは考えておられずに能天気な方が多いようです。(笑い)

先生

そうだな。よくそう思うことがある。その人は私と出会わなければ一生苦しい状態が続いていただろう。私との出会いで改善し夢から覚めたように楽になった。ただその後、私をがっかりさせることをしてしまうことが多い。

弟子

そういうことがよくあります。(笑い)せっかく先生に治してもらったのに目が覚めなかったのですね。先生はいつも言われています。「先祖からの遺伝的素質とこの世での心と体の生活の結果が今の体、運命だ」と。

先生

その通り。それを悟らないで、ただ治って良かったと去って行った人たちは、また元の穴、運命に戻るだろう。その人の一生の運命は最初から決まっている。それを少し軌道修正して治してあげるのが私の役目だ。

弟子

患者さんが「治ったけどまた戻る」と言う方がありますが、心と体の生活が前と同じでは当然でしょうね。

先生

元々完全な体はない。誰でも生まれつきどこかに弱点があり、さらに間違った生活習慣で悪化してしまうのだ。それをどうもない体が普通であり「何でこんなになったんやろか?」と思うこと自体が思い上がりで罰当たりだ。

弟子

出ました~「罰当たり」という言葉が。先生はご自分でも調子が悪くなった時に「罰が当たった」と言われます。(笑い)生活の中に良くないことがあって、自分は調子が悪くなったと反省しなくてはいけないのですね。

先生

そうそう、環境や人のせいにするばかりでなく、自分の心と体の生活を反省しなくてはいけない。自分ではちゃんとしていると自己肯定をしている人も、どこかが間違っているかもしれないと思わないと。

弟子

100人中99人は無理でしょうね。(笑い)先生も大変ですね。いつも「あんなに一生懸命治してあげたのに」とがっかりされています。まあそれが先生の修行になっているのでしょう。(笑い)

先生

修行のしっぱなしだ。(笑い)そして人間というものがだんだん分かって来た。世の中に犯罪が多い、世界中で争いごとが起きるのは当然だ。人間とはそういうものだ。世界が平和になることは未来永劫あり得ない。

弟子

先生がそう言われるのだから、その通りでしょう。あまり人間に過剰な期待しても無理ですね。(笑い)

先生

一旦人間はそういうものだと諦めてしまおう。そして、まあそれでも少しはいいとこが在るかなと考えて行こう。

弟子

そうですね。観音堂に来られる方、縁がある方は先生の厳しい念力バリアをくぐり抜けて来られたのですから期待出来ますが、それでも先生をがっかりさせることがあります。

先生

私の考えと他の人の考えが異なるのは当然だが皆さんが心の中に持つ神様に反する様なことはしてはいけない。

弟子

神様に反すると罰が当たりますね。健康面で問題が起きたり、不運な運命になったり。

先生

すべてそうとは言えないが、いいことはない。倫理的に問題があると、その人の姿形、オーラに良くない状態が表現される。ここで言う神様とは各自が持っている先天的に潜在意識に埋め込まれたイメージのことだ。

弟子

遺伝子に組み込まれた倫理観でしょうか。さて先ほどの良くない状態とはいわゆる人相のことでしょうか?

先生

それも一面だ。その他にも五感で感じられる姿形、声、匂いなども当てはまる。私はその人を見て良いオーラの人と悪いオーラの人が分かる。当然悪いオーラの人とはかかわらない方が無難だ。(笑い)

弟子

先生は人を見る目があります。普段から「この子はものになる」「この子は将来だめだ」とか私に言われています。そして「もちろん今はだめでも素直に治療を受ければ運命が変わり、ものになる」とフォローされます。(笑い)

先生

良くないオーラを出していれば大人も子供も良くない運命になる。それはいい大学を出ていい仕事についても同じだ。社会的経済的に成功しているように見えても心は貧しい。社会的には地味な道を行く人でも良いオーラが出ていれば幸せな人生となる。良いオーラが出るには私の治療と指導を受けて生活を立て直すことだ。

弟子

先生の治療で体が柔らかくなり、動きが楽々になると当然気持ちが良くなります。その時体は羽が生えたように軽く、目の前が明るくなり、生きていることが幸せに感じられます。(笑い)その時良いオーラが出ていますね。

先生

その幸せを感じられずに人生を終わる人は多い。「人生とは何か」「人は何の為に生きるか」など永遠の哲学的宗教的な命題があるが、その答えは良いオーラが出て、幸せを感じ、自然と一体化して、感謝の念を持つこと。

弟子

ヨーガや仏教はまさしくその為の修行法ですね。それがいつのまにか横道にそれて、何が何やら分からなくなっています。贅沢三昧でも難行苦行でも幸せは得られないですね。以前先生が言われた「人生とは何か」の答えは「美味しく食べ、よく眠り、よく出す」でした。(笑い)

先生

そうまず体調を良くしないと次に進めない。そうしないと心の問題も解決できない。鬱の人、自殺するような人、犯罪を犯す人は物事を頭で考えている。考えては解決できない。耳を澄まして自然の情報を感じることだ。周りをよく見て自分の立ち位置を感じる。自然の情報には法則がある。それに従う、委ねる気持ちが大事。

弟子

それこそ仏の教えですね。何が欲しい、何になりたいと欲ばかり持たず、かなわぬことは仕方ないと諦める。

先生

自分のことばかり考えず少しは人のことを思ってあげる。自分が幸せであれば他の人にも施しをする。それはお金のことだけではなく、人にやさしく親切にする。そうすると「こんなに大事にされたことはない」と言われる。