命の塩

2020年9月分

弟子

毎日暑い日が続きますが、コロナの問題より熱中症が怖いですね。特に減塩食をしている方たちは危険です。

先生

塩は生きて行く上で大事なものだ。酸素が無ければ数分で死ぬ。水が無ければ1週間で。塩はその次に必要なものだ。塩と言っても1905年から1997年まで専売公社が作っていたものは本当の塩ではなく、Naclという化学薬品だ。海水から塩田で濃縮し、釜で煮詰める製法の自然塩の中でベスト1である海の精は観音堂で販売しているが、60数種類のミネラルが含まれている。

弟子

一般の塩より少量の使用で美味しいです。海の精を使用した醤油、味噌も販売しています。一回使うと他の調味料には戻れません。体に必要なミネラルが揃った調味料は生きて行く上で一番大事なものですね。

先生

塩をとりすぎると良くないのは当然だが、必要な分はとらないと危険だ。熱中症は塩抜けの状態だ。筋肉が痙攣し、意識が朦朧として、息が出来なくなり死に至る。暑くて汗をかくと体内の塩分が薄くなる。フロに入っても同じ。フロやサウナは塩を抜くためのものだ。塩が抜けてくると気分が悪くなり倒れる。

弟子

ぬるい湯でも、半身浴でも長く浸かっていると意識がなくなったり、血圧が急に上がって危険なことになります。風呂で塩が抜けすぎると調子が悪くなり、疲れるのですね。塩分が少ない人を陰性と言いますが、いつもきつい、睡眠時間が長い、朝起きれない、動きがスローモー、冷え症、近眼、蓄膿症、白内障、潰瘍、筋腫などです。

先生

逆に塩分が多い人は陽性で、睡眠時間が短い。早起きで、じっとしてるのが嫌いで活動的。朝から元気でゆっくりしてられなく休日に家にいることができない。(笑い)暑がりで体が締まっている。気が短く暴力的である。

弟子

陰性と陽性のどちらが良いというわけではなく、中庸が望ましいわけでしょう。でも食べ物が健康面だけでなく、その人の性格、行動にまで影響を与えるわけですから生活上注意しなくてはいけませんね。

先生

塩の話から性格のことまで広がってきた。(笑い)ここでもう一つ重要なことがある。それは老人の問題だ。老人は熱中症になりやすい。コロナウイルスに感染すると重症化しやすい。トイレやフロで倒れやすい。骨粗鬆症や認知症のリスクが高い。これは塩が不足している状態だ。ここでいう塩とは自然塩、海の精のことを指す。

弟子

減塩食をしていると骨がもろくなり、筋肉は緩みよろよろこけやすくなり、認知症になります。体はカロリーやビタミンだけでなく、ミネラルが必要です。不思議なことに海水の塩分濃度と体内の塩分濃度は同じだそうです。海の精のような本当の塩には60数種類のミネラルが含まれますが、当然海水から海の精は出来ているので塩分濃度、ミネラルバランスも同じです。人間は海から発生した生命体ということが分かります。

先生

貴女は私の言うことをよく理解している。医師は味がしなくなるのは亜鉛が不足していると言い、亜鉛の錠剤を飲ませる。そこまで分かって来ただけ偉いが、海の精を使っていれば亜鉛は不足しない。

弟子

ミネラルは海の精にすべて含まれていますから、ミネラル不足を心配する必要はないのですね。

先生

ミネラルが不足しているといって、個別にミネラルをとるのは危険だ。ここで面白い例を話そう。骨粗鬆症にならないようにカルシウムを余分にとると、逆に骨がもろくなるという笑い話だ。1日に必要なカルシウムを100とする。それを骨を強くしようと欲張って500とったとする。カルシウムは排泄されるので500-100=400が排泄されるはずだが。なんと500すべて排泄する。そして不足分は自分の骨を溶かして使う。(笑い)

弟子

まさに「欲張ると全てを失う」ですね。(笑い)この話はすべてのビタミンやミネラルにも当てはまるのではないでしょうか。ビタミン剤やサプリメントをとらない方がいいということですね。

先生

ちゃんとした食事をしていれば余分なものはいらない。塩の摂取量は1日何グラムとかではなく、汗をかく時は多くとらないといけない。体内の塩分を減らす飲食物をとった時も同じ。例えば生野菜、果物、野菜果物ジュース、アルコール類をとると体内の塩分は減る。果物に塩をふりかけたり、酒のつまみに塩っけをとるのは生活の知恵だ。(笑い)体内の塩分が少ないと、細胞一つ一つが水分をためすぎて全体としてはむくみ、水太り。脚は太くなる。顔はでかくなる。(笑い)いいことはないな。鼻水がでやすくなる。咳がでて喘息になる。

弟子

女性にとって大切なお話ですね。みんな足を細くしたい、小顔になりたいと願っています。(笑い)

先生

細胞が水分を含みすぎると、むくむだけでなく冷え性になる。鼻をズルズルいわし、目は近眼だ。そのうち白内障の手術になる。本人はアレルギーで鼻が出ると言い訳をする。(笑い)

弟子

甘いもの、果物、イモ類をとりすぎると蓄膿症になると聞きました。周りの人をみるとその通りなので笑ってしまいます。自分で悪くしているのに、さあ薬を、治療をお願いしますではどうにもならないですね。(笑い)

先生

一事が万事、人生とはそういうものだ。私の所で学び、生き方が少し変われば人生も変わる。その気がない人は泥道を進む運命だ。観音堂に来ることで、あるいは遠隔治療で縁がある人は人生転換のチャンスがある。

弟子

私はそのチャンスを掴んだ成功例です。(笑い)だから他の人にもチャンスを示して話してあげています。その中で一部の人でも人生が変わることがあったら、嬉しいですね。

先生

釈迦の金言「正しい知識を持て」の現代版的実践が観音堂のお役目である。(笑い)