念力は誰にも使えない

2020年6月分

弟子

先生は最近は手技は殆どされず、患者さんから離れて念を飛ばして治療をされています。

先生

今は観音堂二代目である貴女が手技を担当している。私はそばでアドバイスをする役目だ。そして時々念を飛ばしている。そうすると患者さんは仰向けの状態で、瞬間に膝裏のコリがとれ、腰、膝、股関節が楽になるのが分かる。うつ伏せでは瞬間に膝が曲がるようになったり、足首や膝関節のねじりが改善する。

弟子

患者さんもその不思議な変化に気が付かれる方達が増えました。ということは今まで先生が治療されていても念力に気が付かない場合が多かったのです。今回先生があまり触れなくなってやっと理解されました。

先生

念力とはまことに不思議なものである。(笑い)私のように念力を使える人は他にはいない。見たことも聞いたこともないものだから、皆さんが念力を理解できないのも当然だ。私がイメージをすると相手の体が変化する。意識的に良くも悪くもできるから不思議なものだ。

弟子

そのことは壁紙にも貼って警告をしているのですが、誰も理解が出来ないのです。(笑い)思うだけで相手を良くも悪くも出来る人は神か悪魔に決まっているでしょう。(笑い)

先生

神と悪魔は表裏一体同じものだ。私が壁に飾っているエッシャーのクリップは表が天使、裏が悪魔になっている。不良天使が悪魔なのだ。私も優しい時は天使であるが、怒れば悪魔かもしれんな。(笑い)

弟子

皆様先生を怒らせないようにしましょう。(笑い)さて念力の仕組み、働きのことをもう少し説明してください。

先生

念力とはただ思うことだが、相手の脳に影響するように思うのだ。そうすると相手の脳神経細胞の情報が変化して、その支配下にある全身の細胞が変化する。例えば腰や膝、心臓や胃、脳神経や自律神経、目や皮膚が改善する。すなわち念力は全身、全細胞に影響を与える。

弟子

すべてが脳神経の支配下にありますから、色々な症状、病気の治癒の可能性がありますね。先生の場合は「治れ~」と念じているのではないです。(笑い)実際に念力ではなく直接治療でも治せるのですから。

先生

それが大事だ。念力を使わなくても直接治療で治せる力がないと、念力治療など出来るわけがない。

弟子

念力は患者さんから数メートル離れても大丈夫です。患者さんが先生に気が付かなくても大丈夫ですね。もっと言えば、寝ている方や意識がない方にも念力治療は出来ます。ただそれでは遠く離れた方にはどうかという問題があります。それでも先生の場合は遠隔治療という奥の手があります。(笑い)

先生

そうだ。私の特徴は遠隔治療が出来ることだ。遠隔治療が出来ることに気が付いたきっかけを二つの例をあげて説明してみよう。一つ目は車で3時間以上かかるとこから以前来ていた人だ。「アキレス健が痛くて一か月毎日整形に治療に通ってますが全然治りません。明日11時くらいに治療にお伺いしたいのですが?」と電話が。あくる日になったら「先生もう治りましたので今日は来ません」と電話。二つ目は患者さんが「知り合いの美容師が肋間神経痛で整形に通っているけど、だんだんひどくなり両方の胸が痛く仕事も出来ないので連れて来てもいいですか?」と。治療の帰りに美容師さんの所に寄ったら、痛みが減りあくる日には治ったそう。(笑い)ここで私は悟った。「話を聞いただけで治るんだ。それは凄い。でもこれでは私には報酬がない。」(笑い)

弟子

だからですね。来院の予約の電話では症状は聞かないように言われています。来てから話すようにと。(笑い)またホームページの遠隔治療の項目には申し込みをしてから依頼の内容を話すか、手紙やメールで知らせるように大きく注意書きがあります。(笑い)

先生

とにかく耳に入った途端に私の念力は発動するのだ。それが最大の特徴だ。だから治療に来られて私と話をされるのは最高にラッキーなのだよ。(笑い)先ほども話に出ていたが、私は神でも悪魔でもない。しいて言えば仏道を成就した仏、菩薩である。本当の仏教では悟りを開いた生きた人を仏という。すなわち如来と菩薩だ。死後の世界には仏はいない。助けを求める人の声を聞き、救うのは観自在菩薩、俗称観音様だ。

弟子

良く分かりました。先生が観音堂という屋号を使われている由来が。遠隔治療を依頼されている方は先生を神様仏様のように思われお願いされています。治療に来られる方の大半は、ちょっと腕のいい先生としか思っていません。(笑い)先生は「自分は宗教家ではない。ただの進化した人間だ」と言われているので、それでいいのでしょう。ただ先生が普通の人ではないことに気が付かず、過ぎていくのはもったいない気がしますが。(笑い)

先生

まあ直接治療の場合は意識的な念力を使う。遠隔治療の場合は無意識的な念力を使う。遠隔の場合はひどい場合は居場所も名前も年齢も聞かずに始めている。どうしてそういうことが出来るかと言えば、依頼者を通して念は行くので大丈夫なわけだ。これを私、依頼者、対象者の三角関係と言う。(笑い)

弟子

少し謎が解けましたが、普通ではありえないことばかりです。やはり先生は人間ではないです。(笑い)でも念力の存在は、いつも治療を一緒にしているので疑う余地はないです。遠隔治療の場合は依頼を受けた瞬間に好転していることを見ていますので、信じるしかないです。(笑い)

先生

私も自分でも信じられないような能力を得たので、驕らずぼちぼち人助けをして行き、楽しく生きて行きたい。