信者さんと患者さん

2019年11月分

弟子

先生の治療を見ていて不思議に思うことがあります。それは老眼や緑内障が改善したり治ったりすることです。普通老眼になったらだんだんひどくなり、老眼鏡が手放せません。(笑)緑内障も欠けてしまった視野を取り戻すことはできません。そのどちらも改善、治療が出来るとなれば医学部の教授達もビックリですね。(笑い)

先生

まあ教授達は大ぼら吹き、詐欺としか思わんだろうな。(笑)私はそれでも何とも思わん。レベルが違う人達には私の理論、治療は理解できない。以前20年ほど治療のスクールをしていて感じたのは、優秀な人は理解はできるが実用化はかなり時間がかかる。鍼灸師、柔整師、薬剤師、医師も受講されたがなかなか理解が出来ない。ゼロではなく半分は理解ができるのだが、それを実際に使うとなると簡単ではなかった。それは頭が悪いのではない。(笑)皆さん一般的には優秀な人達だ。ただ記憶が中心の頭の良さで、思考錯誤して新しいことを考え出す能力が弱い。(笑)私や貴女は学校の勉強は嫌いなタイプだが、色々考え出すのが好きだ。(笑)

弟子

学校の勉強は眠くなるだけですが、先生の言われることは面白すぎて目が覚めます。(笑)先生の言われることが分かってくると、その人のことが良く見えて来ます。その人の今までの生活、未来の運命も見えて来ます。先生のようには治療はまだまだ出来ませんが、占い師にはなれそうです。(笑)

先生

そうだろう。その人が今の状態になっているのは私や貴女から見れば理の当然だ。それを指摘して治療をしてあげると、これからの人生は違うものになる。言うことを聞かない人は変わらず、泥沼で苦労したいのだろう。

弟子

最初に話しました老眼や緑内障が先生の治療で治る人と治らない人がありますが、その分岐点はそこにありそうです。先生を信頼されている方は先生の言われることに素直に従われます。素直でない方は先生を怒らせるだけです。そうなると先生の治療の効果は普通の治療師なみになります。それでは奇跡は起きません。(笑い)

先生

私を信じてある方は信者さん。そうでない人は患者さん。(笑い)私の治療の不思議な効果は信者さんにしか起きないだろう。私は宗教家ではないので、ここで言う信者さんとは私を信じている方のことだ。と言って「信じる者は救われる」とは少し違う。これは暗示ではないので、例えば娘さんがお母様への遠隔治療を依頼された場合、お母様はその依頼のことを知らず、認知症でも関係なく効く。知らないことは幸いである。依頼を知って「そげなことは頼まんでよか」と横着に拒んだ場合は効かないだけでなく罰が当たるかもしれない。(笑い)

弟子

そうですね。先生が治してあげようという気持ちにならなければ老眼も緑内障も治りません。それらは本来もう一生治らないものです。おとぎ話のような例えですが、観音様に目を治してくださいとお願いした時に、素直で正直な人でなければ奇跡的治癒のプレゼントはないでしょう。(笑い)

先生

その通りである。さてここで言っておくことがある。私は想像で作られた観音様ではない。人間が進化したものである。先ほどから例に挙げている老眼や緑内障のことにあまり興味がない。(笑い)なぜならそれは医学博士が十分研究している。でも目ばかりを研究してもだめだ。私の場合は目のことは頭の片隅に置いといて体全体を見る。そして体全体を治す。私が「0000」と唱えた時、脳神経細胞を通して全身の細胞に影響が行く。私の考えでは体全体が緊張して硬くなっている時は全身の細胞が良くない状態にある。私が治療をして緊張がとれ柔らかくなった時は細胞が良い状態になっている。すなわち腰や肩が軽くなると同時に細胞、神経、臓器も回復に向かう。それに目、老眼、緑内障も含まれる。目が良く見えるようになり、皮膚も綺麗になる。

弟子

だから先生の治療で細胞レベルから若返り、老眼や緑内障が改善するのですね。(最高!)先生が患者さんの言われることにあまり興味がなく、さっさと診断即治療に入られる理由が分かります。また医師の診断や病名にも関わらず先生独自の診断法で検査をしてタイプを決めてあります。検査結果は先生の治療により改善があったかを確かめるために役立っています。先生はよく言われています。「頭痛、肩こり、腰痛を治すも喘息、癌を治すも同じ治療だ」と。これこそ先生の尊師である橋本敬三先生の「万病を治せる妙療法」です。(笑い)

先生

橋本敬三先生は出版社が「万病を治せる妙療法」という本の題名を決めた時は面はゆいと思われたそうですが、今になってみたらぴったりの題名だった。体全体の歪みを治す、ボキボキではない整体が操体法である。

弟子

橋本敬三先生は何番の骨がずれているか、どの筋肉に異常があるかにこだわるのを嫌ってありましたね。それより全身の動きがスムーズになることを治療の目標としてありました。たとえばむち打ち症でも膝裏のこりを毎回取り続けていれば首は触らんでもいいという考えですし、そうすれば体全体の不快症状の60 ~70パーセントが消えると言われています。操体法では動きでとるのですが、先生の場合は一声「0000」でとれ全身が楽になります。操体法の世界では先生は、神様の段階に達してあります。(笑い)

先生

治療の神様に留まらず、もっと色々な分野で能力を活用して行こうと思っている。(笑い)橋本敬三先生は言われた。「治療など下の下だ。未病を治すこそが大事だ」と。私もそう考える。その人自身の責任で厄介な状態になっている場合が多い。治療だけしてもきりがない。そこで私の信者となって、生き方を改善して行こうと思う人達を助けて行くのが私の役目である。どんな病気もそういう取り組み方をしていけば、改善の道は開ける。