うしろの観音様

2009年11月分

記者

先生は最近治療の始めに脚振りダウジングをしながらどの経絡に異常があるか、どのツボに温灸をするかを聞いてありますが、誰に聞いてあるのですか?相手の潜在意識か、先生の潜在意識ですか?

先生

私も最初は誰に聞いているかは分からなかった。でももう一年以上続けてきて何となく分かって来た。誰が答えてくれているかが。私は生まれ変わり説には否定的だが、以前も話したように人類の始まりを300万年前とすると、30歳で子供が生まれたとして300万÷30=10万。すなわち10万回の誕生の繰り返しで現在に到った。その間の経験情報は手取り足取りで教えられ、また遺伝子情報として細胞内に受け継がれた。

記者

確かにそうですね。生まれ変わりと言うよりバトンタッチリレーと考えるべきでしょう。

先生

そうだな、ひいまごがいる人だと四世代が現在並行して走っていることになる。ところで少し分かってきたかな?

記者

先生の考えは釈迦と同じで、死んだ人の霊はないと言われるのですから。先祖の霊ではないですね。

先生

なかなか賢いね。先祖の霊はないが、先祖から受け継いだ情報体系はいっぱいある。それが貴方達の細胞の集まりである肉体を作り出し、その結果貴方の性格、心、人間性が出来上がった。

記者

そうすると300万年間の情報系が教えてくれるわけですか?でも何かおかしいですね。情報系に口はないし。

先生

生まれながらに受け継いできたきた情報系が口をきく必要がある。それを聞き出すのが脚振りダウジングだ。ただ情報系には姿かたちが無いので話しかけにくい。そこで私は観音様のイメージを創造した。そうすると観音様が答えてくれるのですごくイメージが持ちやすい。観音様を作り上げては失礼ではないかという意見も多々ありそうだが、世間では誰かが観音様の像を作り絵を描き、それを皆さんが有難がって拝んでいるのだよ。

記者

先生の説では如来や菩薩は生きた人がこの世で悟りを得た段階の呼び名であると。だから生きている菩薩如来しかありえないと言うものですね。では釈迦如来や観音菩薩もその時代に生きていた人のことですか?

先生

当然釈迦はそうだ。観音菩薩は多分架空の者。阿弥陀如来と同じく後世の人が作り出した者だ。作り出すのは自由だから何も悪いわけではないが。ただ仏教は釈迦が始められた教えであり、それ以外はありえない。

記者

お釈迦様が言われたのは人は死ぬと霊魂は綺麗に消滅するということですね。無になる空になる有難い教えです。

先生

ヒンドゥー教の輪廻転生説を否定し、死んで無になることを教えたのに、いつのまにか仏教はヒンドゥー教に戻ってしまった。自分の遺骨遺髪を信仰の対象にするな、像を作り偶像礼拝をするなと遺言されたのに誰も守らぬ。

記者

キリストも偶像礼拝を禁じられたのに同じ事ですね。古今東西変わらぬ人間の悲しい性ですね。

先生

それが人間だ。仏教でもキリスト教でもどちらでもよいが、釈迦がキリストが何を教えたのかを知る必要がある。そうしたら像を拝むこともなく、自分の頭の中に釈迦があるいはキリストがいつも存在し導いてくれるだろう。

記者

よく分かりました。さて先生が治療のことで尋ねてあるのは観音様ですね。それも千手観音でしょう。以前先生が500人を同時に治療する時は千本の手を生やすイメージを持つと言われていましたから。

先生

私はいつも自分の実在の2本の手とは別に、2本のイメージの手を使って治療をしている。10月号でも話したように私のバーチャルな能力は架空の手を使って治療をしたり、自分の肉体から抜け出してもう一人の自分を作り相手に触れたり相手を動かしたりして治療をしている。忍術でいう分身の術だな。普通の幽体離脱では魂が抜け出した時肉体は眠った状態にあるが、私の場合は肉体は患者さんと普通に会話をしながら幽体は私の指示通りに活動してくれる有難い分身だ。。その方を私はうしろの観音様と読んでいる。

記者

それではうしろの百太郎のぱくりです。(笑い)では脚振りダウジングで先生が「右足の経絡でしょうか?」と話しかけているのはうしろの観音様ですね。便利ですね。相談しながら治療ができるし、治療の手伝いしてくれて。

先生

有難い有難い観音様だよ。私より経験情報が豊富だから相談したらよいアドバイスをくれる。この一年でオーラやチャクラの使い方も4000年ぶりに解明したし、経絡診断も東洋医学の脈診を超える方法を開発した。温灸の仕方も左右しない方がいいということに気がついた。これは今まで誰も気がつかなかったコロンブスの卵。

記者

東洋医学の世界でも革命的な発明発見をされた。さらに念を自由に使い効果を即出せる様になられた。

先生

ヨーガと東洋医学の勉強を始めて30年になるが、この1年は革命的な進歩だ。あとはこの研究を進め、色々なことに応用ができるようにしていく。今までの毎日のヨーガと治療の実践がやっとつながりを持ち始めた。先人が気がつかなかった前人未踏の領域へやっと一歩分け入った。命が終わる日までこの道を進みたいものだ。

記者

先生の念力の凄さは見ていて分かりますが、脚振りダウジングで誰に質問をしてあるかは全く分かりませんでした。そして観音様がお寺に立っている仏像ではなく、自分の祖先の集大成情報であると。その情報を聞き出すには仏道を成就する必要がある。菩薩の段階に達した時情報へのアクセスが許されると。

先生

その通りである。観音様につながるには自分なりの道を究める必要がある。そうしたら悟りの段階に達し貴方の観音様からよきアドバイスを戴けるようになれるだろう。