お願いごとの仕方

2008年5月分

記者

先生はヨガスクール、念力スクール、直接治療、出張治療、遠隔治療&お願い事を受ける仕事をしてありますが、私達が治療や遠隔治療をお願いする時に注意したがよいことがありましたら教えてください。

先生

私の所に治療を受けに来られるのは、まず病院では治らない方達だ。そしてその症状病気を私が治せるとする。でも相手の態度によっては私の心がこもらなくなり、テクニックのみになり、治す力は半減してしまうだろう。

記者

それは困りますが、どういう態度がよくないのでしょうか?治療を受けられる皆様のために具体的にお話ください。

先生

受けた方は分かられると思うが、私の治療は温灸と矯正操法と念力ヒーリングタッチの3本立てだ。その中で特に温灸は熱いので一番効くように思う方が多いが、私の治療の中では温灸は一番効きにくいものだ。

記者

矯正操法や念力タッチの方が効き目が強いのですね。これは他の誰にもできない不思議なもので理解不能です。

先生

操法もタッチもテクニックの部分もあるのだが、本来は念をパワー源として使う。思うだけの念だけでもできる。

記者

そういえば先生の遠隔治療は念だけでしてあるのですね。念とは先生の場合思うだけだそうですが?

先生

最近聞いた面白い話がある。2人とも治療に来てあった人達だが、一方が相手に「タナカ先生の遠隔治療はどんな風に拝んであるの?」と聞いたそう。相手の方が「何も拝まれんそうよ。ただ思うだけで」と答えた。そうしたら一方が「冗談じゃない。そんなんやったら私は絶対に頼まん」と罰当たりなことを言ったと。(笑い)

記者

その方はきっと先生が観音様を朝夕拝まれて遠隔治療をされると思ってあったのでしょう。(笑い)

先生

そうだね。普通はそう考える人が多いだろう。私の場合は相手の悩み苦しみを思いやり、どうにか助けてあげようと思うことが祈りだ。それはキリストが言う隣人愛、釈迦が言う慈悲心だ。私はこう考える。まずその人の痛み苦しみ病気は自分の中の原因で起きている場合が多い。以前から何回も話しているが、先祖イコール今の自分、親の因果が子に報いの繰り返しが百万回続いて今に至った。そして、良い所も悪い所も遺伝なので、諦めなくてはならぬこともある。これが皆様が言葉として知っていた因果応報である。だから苦しみから脱却するには反省、悔い改めが必要不可欠。本人の反省がないのに私がさっさと治すことは自然の摂理に反し、私の中の観音が許さない。

記者

ただ治せばいいというものではないのですね。本人がその原因を知り、生活を反省し、先生にお願いすべきですね。

先生

ほかでの治療は知らないが、私の治療ではそれが大事である。それがなければ治療など何の意味もない。

記者

遠隔治療で皆様の参考になる実例がありましたら、差し障りのない範囲でお願いします。

先生

ここで二つの例を話そう。一つ目は初めよくてあと悪しの例。二つ目は初め悪くてあと良しの例。さてさて、娘さんがお母さんのことで「最近足が痛くて歩けず寝たきりの状態です。どうにか母を歩けるようにしてください」との依頼。私は「はいはい分かりました。早速治してみましょう」と。数日後娘さんから「えらい良くなりました。一人で歩いています」と。そして数週間過ぎた頃、娘さんから「また母が痛がっていて、杖をつかんと歩けんようになってます。毎日ちゃんと拝んでありますか?母が歩けんようになると、私がどこも行かれんで困るんです」と。私はその口調にあきれてしまった。

記者

私もその人には驚きました。そんなことを言ったら先生じゃなくても怒って、もう何もしてもらえないでしょう。それでは二つ目の話を聞かせてください。

先生

はり娘さんからの依頼。「母が入院して起き上がることもできず、おしっこも出ません。熱もあり、飲んだり食べたりもできないので遠隔治療をお願いします」と。その後メールで経過を知らせてくるが、経過を書くだけでお願いしますがない。私はあまり乗り気ではなかったが、私の中の観音が早速治療をして随分改善してきた。そうしたらメールの最初に「いつも有難うございます」最後に「母を宜しくお願いします」と入る様になり、私も気持ちよく遠隔治療ができるようになった。

記者

なるほどようく分かりました。先生にお願いする時はよくよく言葉使い、挨拶に注意しとかないとご利益がないと。(笑い)

先生

そうだよ。物心ついた年齢からは自分の言葉振る舞いが、その人の人生を決める。それに留意して生きていけば、良いことが起きる確立が高くなる。反対の人たちはトラブルを起こし、あるいは巻き込まれることが多くなる。

記者

先生はいつも金の斧銀の斧、花咲か爺さん、瘤取り爺さん、舌切り雀の話は凄い、その通りだと感心してありますね。

先生

宗教は違っても、世界中どの宗教も同じことを言っているはずだ。私の言いたいこともそれに尽きる。強欲、傲慢不遜、妬み恨みからなるべく遠くあれ。少しで満足し、頭は低く素直で正直、自分のことだけでなく他の人のことも考えること。

記者

先生は最初は誰にでも優しく丁寧に対応されますが、横着な人は相手にされませんね。だからタナカ整体、ヒーリングスペース、観音堂の22年間で先生のファンになられた方はいい人ばかりです。

先生

お互いにいやな人は離れて行くし、良い方とは一生の縁があり、私が助け守り、少し本当のことを教えてあげる。

記者

私も先生と出会って、今まで知らなかったことを知りました。体のこと、精神世界のこと、世の中のことで役に立つことが多くて感謝しています。考え方が随分変わりました。人と比べる競うことをせず、自分なりの幸せ、楽しみを見つけました。

先生

私にとりそれは有り難い言葉だ。なぜなら私の役目がそれだから。もっと多くの方に正しい知識を持って欲しいと思う。