釈迦の本当の教えとは

2007年8月分

記者

念力はウーンと意識を集中して出されるので先生は疲れられるでしょう?

先生

ウンチじゃないんだからウーンとはきばらないよ(笑い)逆に静かに半分眠っているような状態で自然に出す。

記者

私は念力とは意識のパワーを集中して力を込めて出すものと思っていました。

先生

今までの念力は弘法大師を初めそういう出し方だったが、私の代になってリラックス状態で出すようになった。集中すると交感神経優位で、よい念ではない。リラックスすると半分眠っている状態で天国波長の念が出る。

記者

力を抜いた時が最強という合気道の極意に通じますね。先生が教えてあるヨガにそういう瞑想がありますか?

先生

ヨガの瞑想には一心に精神統一するものと、反対に全く集中しない無になる空になるものがある。後のが私が念を出す時の状態だ。ヨガは本来超能力開発法で、釈迦の修行法だ。禅宗や真言密教はヨガの子孫である。

記者

先生はいつも中国の気功法や少林寺拳法もヨガの子孫と言われていますね。

先生

そう少林寺の開祖は皆さんおなじみの達磨、達磨大師。達磨は釈迦の28代後継者。インドから中国に渡り少林寺を開いた。そこでは達磨は皆さんご存知の座禅をし、これを静禅という。もうひとつ対極の動禅、すなわち少林寺拳法を指導した。ただこれは日本の今の少林寺拳法とは全く別物である。

記者

日本の禅宗は座禅しかしていませんが、動禅はどこに行ったのでしょうか?

先生

忘れてしまったのだよ(笑い)これを片手落ちという。中国の昔の禅のお坊さんは少林寺拳法の達人で一人で10人と戦えると言われていた。そのように体を鍛えて、座禅をすれば悟りが開ける。片手落ちでは無理だ。

記者

ヨガというのは体を鍛え、呼吸法を使い、瞑想して悟りを開くのですね。では悟りが超能力なのですか?

先生

その通り。超能力を持てなかった悟りはただの思い込み、自己満足に過ぎぬ。さて超能力とは何か?皆さんが思っているのは、離れていて物が動く念動とか、相手の財布の中身が分かる透視、千里眼か(笑い)

記者

そうですね。あと手かざしで病気を治すとかです。または霊障がどうとか、生まれ変わりがどうとか。

先生

世の中で超能力というものは、そういうインチキなものが99パーセントだ。釈迦が仏教を開き法を説き、亡くなった人は無にかえり、霊は残らないと説いた。それを勝手に変えたのが今の葬式仏教だ。先祖の霊があるとした方が先祖供養もできるし、墓地事業も儲かる。とんでもない罰当たり坊主ばかりだ。

記者

先生は以前から言われていますね。今の自分は良くも悪くも先祖のおかげ。何も恨むことはないと。

先生

先祖イコール自分と考える。先祖の情報DNA設計図通りにできあがったのが今の自分である。何の不思議もなく自身は現在この状態にある。それを受け入れて感謝する所は感謝し、あきらめる部分はあきらめよう(笑い)

記者

欲を言ってもきりがないですね。まず宇宙、地球、自然に感謝して、そこから自分の責任で判断し、生きてゆくと。

先生

そうすれば自分のこの世での位置、立場を悟り、自然に感謝して、楽しく面白く有意義に生きることができる。

記者

さてさて念の話に戻りますが、先生が出される念力はどのようなものかを、分かりやすく説明してください。

先生

人の心と体を支配しているものが念である。心は表面意識を指し、脳の活動の10パーセントにすぎぬ。残り90パーセントは潜在意識、本能の領域即ちそれが念、霊魂だ。一般の人は潜在意識をコントロールできない。

記者

ヨガの修業で悟りを得ると念力で潜在意識の領域をコントロールできるのでしょう。食欲や性欲を抑えたり。

先生

本能をコントロールすることができる。さらに自分だけでなく他人の潜在意識に影響を与えることが可能だ。例えば私は相手の血圧を知られずに上げたり下げたりできる。さらに知られずに相手をストレス状態にできる。

記者

そのストレス状態とはいらいらしたり、胃が悪くなったり、気分が悪くなるようなことですか?

先生

そうだ。ストレス状態とはまず体が硬いこと。緊張、興奮、交感神経優位、胃腸が悪くなり、心臓はドキドキ、いやな汗が出、顔色悪く、眉間にしわ、よく眠れない。怖がり、怒り、恨み、妬み、悲しみ、憂い、ため息、人相悪い。

記者

わあ!自分も当てはまる。まず体が硬いのがよくないのですね。例えば頭痛、肩こり背中が痛い、腰痛とか・・・。

先生

高血圧の人で肩こりがない人は皆無だ。全身を柔らかくするとすぐ血圧は下がる。頭痛や腰痛も同じ。相手をリラックスさせれば大概の痛みや病気は治る。東洋医学の名人は鍼で上手に凝りをとり何でも治すが、私は念力で相手の脳、潜在意識に指令を出し凝りをとり歪みを矯正し、脳神経系、免疫系、ホルモン系をチューニングする。

記者

先生の場合、念力はただ思うだけで出せるのですか?観音様のお力を頂いておられるのではないですか?

先生

観音とは仏道で悟りを開き如来となったが、また世間に戻り人々を助けるためランク下の菩薩として働く人間だ。

記者

如来や菩薩は生きている人間のことですか?あの世におられる仏様ではないですか?

先生

仏教は釈迦の教え。そして釈迦は死後の世界、死後の霊を否定したお方だ。死ぬことで無になり空になるという教えだ。これは素晴らしい、有り難い教えだ。だからあなた達も変な心配をせずにこの世を大事に生きなさい。

記者

はい先生の治療で健康を回復し、優しく厳しいご指導のもとこの世での生活を有意義にしたいと思います。