体を支配するもの

2007年6月分

記者

特に何もしていないのに、なぜ肩がこったり腰がきつくなったりするのですか?

先生

それは筋肉が硬くなり戻らない状態だが、おおもとの原因は脳神経情報の混乱である。脳神経情報は神経を通って全身を行ったり来たりしているが、通信伝達がうまくいかなかったり、誤情報が流れると体全体の調子がおかしくなる。筋肉では硬くなる現象が起きる。これを凝り、ストレスといい、体は歪み捻れる。当然肩や腰、また胃が痛くなったり、心臓がおかしくなったりする。同時に自律神経もおかしくなる。それに対し脳神経情報の混乱を瞬間に調制するのが念の操法とヒーリングタッチ、あるいはマインドヒーリング(念)だ。

記者

先生が後頭部に指先で触れられた瞬間に首肩が楽になりますね。あれは脳神経情報の調制ですか?私は今まで強力な先生のハンドパワーかと思っていました。首肩自体にパワーを送っているのではなく、脳への情報入力なのですね。

先生

私の力は額の中心第6チャクラから出すマインドヒーリングパワー、すなわち念だ。念を使って矯正操法をしたり、ヒーリングをする。実際はその人に触らず思うだけ、念だけで、矯正操法をしたりヒーリングタッチができる段階に達している。

記者

触らずに思うだけでヒーリングタッチというのは不思議な気がしますが、それはどのようにされるのですか?

先生

いい質問をしてくれたね。確かに不思議なことだ。私は現実肉体界の腕は2本しかないが、幽界では何本もある。例えば千人を同時に治療する時は千本か二千本の手をイメージし創造する。これが千手観音のルーツである。

記者

なるほど納得しました。先生は何本でも腕を創造されて治療してありますね。その時なにか言葉を唱えてありますが?

先生

聖書を読んだ人は知っているだろう。ヨハネの福音書の最初にこうある。「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。」と・・・。私はキリスト教ではないがその言葉は正しいと思う。仏教でも言霊や真言と言うだろう。

記者

言葉だけで本当に人を変化させる力があるとは思いませんでした。では先生は真言密教の空海のような念力をお持ちなのですか?

先生

そのようだが、私は手印を結ばず、数珠も持たず、護摩も焚かず、真言も唱えず、静かに念を発する。真言密教のような、また気功のようなパホーマンスは恥ずかしい。ただ飄々としてにこやかに念を発する。だから誰も私の念を感知できない。

記者

先生の念力の特徴は相手に気がつかれずに体を変化させてしまうことですね。良くも悪くも変化させられるのでしょう?

先生

そうだよ。そういう人は今まであまり居なかったのではないかな。本当に凄い能力を持ったもんだと自分でも思う。(笑い)

記者

笑い事ではないですよ。でもよかった、先生みたいな人がその能力を持って。悪用されたら困りますね。そういう能力を他の人も開発できるものですか?

先生

毎度言うように私のヒーリングスクールがその能力開発スクールだ。素直で謙虚で誠実な人だけが入学できる。(笑い)

記者

そんなことを言われたら入りにくいですよ。そういえば先生は以前から言われていますね。直接治療、遠隔治療&守護、ヨガ教室、ヒーリングスクールの仕事の中で一番大事なのはヒーリングスクールだと。

先生

そうそう、いくら治してあげても、その人の先祖からの遺伝子情報+日常生活の中に原因はあるので、また同じことを繰り返す。下医は病気を治し、上医は未病を治すという。その痛み症状病気の原因を知り、悟り、ただ治ったではなく原因を知りわが身を反省し、これからの役に立てることが大事だ。治療は一里塚、教育指導こそ大切なことだ。

記者

やはり先生が以前から言われているように痛み病気は天罰ですか?

先生

すべてそうとも言い切れないが、原因があり結果がある因果応報の理にかなう場合が多いと思う。

記者

生まれつき、あるいは乳幼児の病気の場合はどうお考えですか?

先生

人類の歴史を300万年と仮定して、30年で子供が生まれるとすると、10万回の誕生となる。すなわち貴女も10万回の生まれ変わりだ。最初の先祖がなければ今の貴女はない。そして10万回300万年の人生経験情報が貴女の遺伝子情報に記録されていると私は考える。さらに生まれ変わりというより、300万年バトンタッチをしながら体を乗り換えてきた。

記者

それは分かりやすく受け入れやすい教えですね。先生がよく言われる、死んだ人の霊はないと説いたのが釈迦なのに、今の仏教は先祖供養の商売仏教になっているという意味がよく分かります。先祖の霊が仏壇やお墓やあの世に別にいるわけではなく、自分自身の中に一緒にいる。または自分自身が先祖自身であると。

先生

よく分かったね。それが理解できれば生まれつきの問題で両親や先祖を恨むことはない。よくよくその運命を受け入れて、その状態での最善を目指すのだ。そのために私は救済、指導をしている。ヒーリングスクールはそのためにある。