出張治療開始

2007年5月分

記者

電話での問い合わせで多いのが「どんな治療ですか?」だそうですね。

先生

私の治療で一般の方がわかるのは温灸だけだ。触れて行う操法、全く触れない念の操法。触れるヒーリングタッチ、触れない念のヒーリングタッチ。言葉だけで行うヴォイスヒーリング、無声で行うヴォイスヒーリング。遠隔治療は相手の状態を知るだけで観音力が発動。

記者

確かにすぐには信じられないものばかりです。実際治療を受けて著効があった方や、遠隔治療を依頼した途端に改善が見られた方達はなぜ治ったかは分からずとも信じますね。ただその方達でも他の人に説明ができないというもどかしさがありますね。

先生

それは私が一生負っていく宿命だろう。自分でも不思議な治癒例が多くて戸惑ってしまう。それにいつも奇跡的治癒が起きるわけもない。

記者

非常にまれに起きるから奇跡というのですよ。(笑い) でも先生の治療を拝見していると呆気にとられることが頻発しますね。

先生

そうか、私はいつもこう思っている。操法だけで治療してもどの整体にも負けない。間接的なあとも残らない温灸だけで、じか灸と同じ効果を出せる。患部ではなく頭や指に2箇所だけ触れることでどの鍼より効く。すなわち鍼灸整体の最終最高段階が今の私の治療だと。

記者

それが証拠に先生のヒーリングスクールには針灸指圧師、整体師、医師、気功師など専門家が多いですね。

先生

私のスクールで学べば何十年修行してきた針灸や整体の先生に普通の方が数年で勝てるようになる。ただそれには集中的な勉強と実技の鍛練が不可欠だ。私の知識を学んだ方は多いが実技鍛練で基礎的段階を通過した人は未だ少ない。本人の慢心があり未熟なまま。

記者

例えば先生がよく言われるように鍼を打っていてはハンドヒーリング改め、ヒーリングタッチは一生ものにならないということですね。

先生

そうだ。朝から晩までトイレの中、夢の中まで(笑い)そのことを考えていないとものにはならない。指先でちょっと触れるだけで相手の体が瞬間に変化するのを感じられるようになると、中国何千年の鍼の歴史も失礼ながらヒーリングタッチの前座ということが分かる。また私のように念を使えるようになってみれば、中国気功を始め手かざし超能力の類は単なる催眠術にすぎないことがすぐ分かる。

記者

今回は手厳しいですね。先生は超能力や宗教が嫌いですからね。(笑い)でも一流の針灸師や整体師や指圧師は褒めてありますね。

先生

どの道も極めて名人になられた方は尊敬に値する。私が尊敬する方は操体法の橋本敬三先生、PIA療法の伊藤修先生、日本一の針灸師の澤田健先生、指圧の創始者の浪越徳治郎先生だ。特に浪越先生は指圧だけで何でも治す究極の治療家だったと思う。

記者

何も使わず指圧だけで痛み病気を治すのは凄いです。でも他の指圧師の治療はそこまでは効きませんね。どこが違うのでしょうか?

先生

いいことを聞いてくれたね。浪越先生はお母様のリウマチの痛みを和らげようと体を触っているうちに、お母様が「徳治郎の指が一番の治療になる」と言われたのがきっかけで、一人で研究研鑽されて世界で初めて指圧という治療を作り上げられた。ここでよく考えてみよう。浪越先生と他の指圧師の違いを。はっきり言うと素質の違い。指圧に向いているか否か。さらに相手を治してあげようという真心のこもった観音力があるか否か。

記者

浪越先生を尊敬しておられるタナカ先生は指圧師でもありますすが、あまり指圧を重要視されてませんが?

先生

私には指圧の素質才能がない。私は指圧では殆ど何も治せないからこそ浪越先生を凄いと思う。ただ私には先祖伝来の別の素質、触れないで思うだけで治せるという念力、有難い観音力で治療ができる。世の中には色々な治療分野で私よりも上の方もおられるだろうが、私がこの世を去る頃にはどうにか追いつきたいと思い、楽しく毎日治療をさせてもらっている。

記者

さて今回先生は出張治療を始められましたが、来院できない方にとって有難いことですね。今までは依頼があってもすべて断られていましたが。でも先生の出張治療だと料金が高くなりますね。

先生

困ってある方たちの依頼があれば助けに行くのが使命であり、色々な所に行くのは私も楽しみだ。治療代は来院と同じだが出張料が別にかかる。詳しくは出張治療のページをご覧あれ。色々な事情で来られない方が対象だが、数人で依頼されればその限りではない。遠方でも可能だが人数が多くないと出張料は高くなる。