体が硬くなると

2007年4月分

記者

私が体が硬いのですが、ヨガはできますか?色々とむずかしいポーズがありますね。

先生

体が硬い人ほどヨガをやるべきだ。自然に柔らかくならないし、年と共に固くなる。

記者

体が硬いということは健康面で何か問題があるのですか?

先生

例えば、成人病の人で体の柔らかい人はいない。硬い人はいつもその状態だから気がつかないだろうが、人は疲れた時に体が硬くなる。だから体の硬い人はいつも疲れていると言える。また年をとると硬くなる。すなわち老化現象とは体が硬くなることだ。

記者

成人病で動脈硬化だけでなく筋肉も硬くなるのですね。

先生

筋肉も内臓も硬くなる。筋肉は柔軟性がある時に最強なので初めから硬いと力は弱くなる。山登りや激しい運動をした後の事を考えてみよう。脚がパンパンになり階段を降りるときなどカクッとなるだろう。硬くなった脚の筋肉は力が弱くなってしまったのだ。

記者

ということは、ハードトレーニングをすると本番では力が出せないですね。

先生

そうだよ。だからスポーツ選手は試合前に私が治療すると最高の力が出せるのだ。また試合の後のパンパンの筋肉疲労も一瞬にとれてしまう。

記者

筋肉をマッサージしてゆるめるのですか?

先生

マッサージでゆるめるのはとても大変だし、もみ返しで逆効果になる場合もある。私が使う操法が一番短時間で筋肉がゆるむ。東洋医学とは簡単に言えばコリの医学だ。鍼も灸も漢方も按摩もコリを解消するためのものだ。

記者

鍼灸は何となく分かりますが、漢方もコリに作用するものとは思いもしませんでした。

先生

コリがとれなければ痛みも病気も何も治らないよ。だから現代医学は何も治らない(笑)ほっといても自然に治るもの以外はね。ただ外科手術や歯の治療は尊敬に値する。

記者

先生の直接治療の3本柱、操法、ハンドヒーリング、温灸はコリをとるものですね。

先生

その三つが三位一体となり歪みを正しコリをとり、痛みや病気を改善していくのだ。

記者

歪みを正すことでコリを解消するので、先生は強く押したりもんだりしないですね。

先生

強い治療は体によくない。昔から言われていることがある。治療で強い刺激を使う先生はへたくそ。さらに痛い部分をしつこく治療する先生もへたくそ。上手な先生は患部ではなく他のツボで治すし、弱刺激で充分だ。中国鍼やボキボキ整体は強刺激だし、強い指圧マッサージはあとが怖い。私は気持ちのよい治療で何でも治すのが好きだ。

記者

先生の治療はどれも眠たくなる様に気持ちのよいものですね(笑)

先生

ソフトな刺激で治し、全体治療で患部を攻めないだろう(笑)これを太極療法という。

記者

ではコリをとることで痛みが治ることは分かりましたが、それでどうして病気までも治るのですか?先生は誰に対しても同じ様な治療をして腰痛も胃潰瘍も治されますが?

先生

それは病気の原因は体の歪みであり同時にコリだからだよ。体が疲労することは老化でもあるが、体が疲れ老化で硬くなるとコリと歪みが同時に存在する。また内臓や自律神経がおかしくても、それに関係する表面の皮膚や筋肉に異常が現れる。逆にその表面の皮膚筋肉の異常を解消すると中の問題、すなわち病気が治るのだ。

記者

先生の治療で膝や腰の痛みなどは治りやすいですし、色々な慢性病でさえ改善する例が多いですね。治り難い慢性病はやはり全身をなおしてしまう先生の太極療法が必要ですね。

先生

そうだね。例えば現代医学で不治といわれる耳鳴り難聴でも、耳はほっておいて全身特に腎を治していけば着実に治ってゆく。根気は必要だが一生治らないものを治すのだから、私を信じて続けていけば必ず天からのプレゼントが受け取れるよ。

記者

腎が原因の髪の毛、耳、のど、生殖器、骨、骨髄、冷え、震え、脳、膝、腰、手首などの症状病気はタナカ先生を信じて委ねて治療を受ければ改善の確率は高いですね。